書評

【読書レビュー】理系のための人生設計ガイド

大きな本の上に座って小さな本を読む女性

さっそくですが、今回は書籍のレビューをしてみたいと思います。

今回、紹介するのは 慶應義塾大学医学部 眼科教授の坪田先生が2008年に出版された理系のための人生設計ガイドという本です。

 

少しタイトルが似ているので注意が必要ですが、坪田先生が書かれた理系のための研究生活ガイドのあとに出版された関連本です。

 

私自身が「研究留学」という人生の1つのターニングポイントを迎えるにあたって、今一度先生の本を読んでみました。

 

 

あらすじ

タイトル通り、理系の人の「人生設計」において何が大切か、先生の経験を通して事細かに紹介されていました。

具体的には、大まかに以下のような内容が書かれています。

  • 研究で成功するには何が大切か。
  • 研究者は何で評価され、それをどうやったら高められるか。
  • 母校の教授になるためには。

など

 

重要なポイント

まず、坪田先生の文章はどこかフレンドリーでとても読みやすかったです。

また、すべてが先生の経験に基づいて書かれているので、説得力がありました。

中でも一番印象に残った項についてご紹介します。

 

「研究者こそ経済的自立が必要」

ここでは、結婚・子育て・留学などにおいて、如何にお金が大切か記されていました。

そして、1つ驚いたのが研究者も株投資をすることを推奨しており、さらに、具体的にインデックスファンドを勧めている点でした。

 

私は「株式」には全くもって詳しくないですが、それでもS&P 500などのインデックスファンドが現在とても注目されていることぐらいは最近になって、ようやく理解しました。

それを出版当時の2008年時点で推奨しているのは正直驚きました(もし当時から注目されていたらごめんなさい)。

 

また、私が独断と偏見で選んだベストフレーズがこの項に書かれていたので、そちらを少し引用させて頂きます。

p72.

研究者である僕たちにとって、一番の投資対象は「自分」だ。なぜならば、もっともお金を生み出せる可能性があるのは「自分」だからである。

p74.

特に学生時代から30代までは、すべての投資を自分にしてもいいくらいだと思う。「自分を伸ばす」ことに注力するべき時期なのだ。

 

正直なことをいうと、お金の価値観は千差万別です。

だからこそ、結婚でもお金の価値観がお互いに一致していることが凄く大切だったりします。

なので、この文章の捉え方も人それぞれで、きっと賛否両論があるでしょう。

 

しかし、隠さずに言うと、私自身はとても納得できました。

体力もあり、何でも吸収しやすいこの時期には将来のつながる「自分への投資」を後輩達にもぜひ実践欲しいと、一個人として思いました。

 

最後に

この本は3年ぐらい前に一度読みましたが、今回また読んでみて新しい発見があったと思います。

恐らく、期間をおいたことで自分の「人生における地点」も変わり、共感できる部分も変わったのだと思います。

 

ちなみに、坪田先生は色々なことに積極的に挑戦されていることからも分かるように、大変バイタリティがある方だと分かります。

なので、書かれていることをすべて実践に移すと、私のような人間はすぐにキャパオーバーしてしまいそうです。

個人的にはすべてを実践に移さず、自分に該当しそうなところを参考にするのが、ちょうどいいのかなと思いました。

 

最後に、この本をオススメ出来る人ですが、「理系」の中でも特に、研究者の方がベストかなと思います。

 

以上、こちらのレビューが1つの参考なれば幸いです。