基礎研究

【保存版】アメリカ式コミュニケーション術:在米歴9年が教える失敗しない秘訣6選!


さて、振り返ってみると、この1年はこれまで以上に色んな学会や勉強会に参加してきました。その中で、日本とアメリカの様々な方と接することで、「何気ない」けれど「重要な」日米のコミュニケーションの違いについて、気付くことができました。

せっかく渡米したのに、海外の人と良好な関係が築けないのは残念ですよね。

そこで、今回は私の計9年以上におよぶアメリカ生活での経験と、現地で暮らす家族や友人たちの意見をもとに、実践的なコミュニケーションのコツを伝授します。

この記事は、これから渡米を考えている方にきっと役立つはずです!

外見に関するコメントはしない

日本では「太った?」「日焼けしたね」「可愛いね」「かっこいいね」といった外見に関するコメントが多いですが、ハラスメントになる可能性があるので、アメリカでは慎重になるべきだと思います。基本的に外見への言及は避けましょう。

これと少し関連して、アメリカで生活していると、日本のニュースでは見た目に言及した記事が実に多いことに結構、驚かされます。

プライバシーを重視する文化

アメリカでは個人のプライバシーを大切にします。例えば、アメリカでは「年齢は?」「結婚は考えてるの?」といった日本で聞かれやすい質問も、失礼にあたる可能性が高いです。

また、相手が求めていない私的な情報を話し過ぎるのも良くありません。例えば、体調の細かい説明や、家族間のトラブル、恋愛の詳細など、日本では親しみの表現として共有するような個人的な話も、関係性が構築できていないとアメリカではかえって相手を困らせてしまう可能性があります。そんな時は「That’s TMI!(Too Much Information)」と突っ込まれてしまいます。

人間関係の距離感とボディータッチ

日本では親しみを込めて軽い冗談や「イジり」をすることがありますが、特に初対面のアメリカ人に対しては慎重になった方がいいです。いきなり、激昂してくるリスクがあります(汗)。

また、肩を叩いたり腕を触ったりといった行為も、相手との関係性によっては不快に思われる可能性があるので注意しましょう。その一方で、ハグしてきたりするので、距離感を保つのが難しいですね(笑)

謝罪について

日本では「申し訳ありません」「すみません」とあまり謝意がなくても言いますが、これを英会話の中で直訳して「I’m sorry」と連呼すると、相手に違和感を与えてしまいます。

もちろん、謝らないといけない時は「I’m sorry」「I apologize」などと、きちんと伝えましょう。

自己評価について

日本では謙遜する美学がありますが、あまり卑屈になりすぎないようにしましょう。「自分、馬鹿なんで」「私、貧乏なので」など、自己否定的な表現は相手を困惑させてしまいます。

その他:食事に関する文化の違い

アレルギー

アメリカではベジタリアン、ビーガン、グルテンフリー、食物アレルギー(ピーナッツ、卵、乳製品など)を持つ方が日本より多いように思います。食べ物を勧める際は、相手の食事制限に注意しましょう。

また、料理の注文時も「ドレッシングは別で」「チーズ抜き」「ベーコン追加」「オニオン抜き」「ソース少なめ」など、細かいカスタマイズをする方が多いように思います。

食事のマナー:麺をすすらない、食器を持たない

これは有名かもしれませんが、欧米諸国ではスパゲッティなどの麺をすすって食べません。音を立てて食べると驚かれてしまうかもしれません。

また、日本ではお茶碗などを持ちながら食べると思いますが、少なくともアメリカではそのような文化はないので、少し気を付けましょう。

食べ残し

日本では「食べ残し」を良くないこととする文化がありますが、海外の方は自分の体調や好みに応じて、料理を平気で残すことがあります。私自身、最初は驚いたので、これもあらかじめ知っておくと良いでしょう。ちなみに、私は食べ物を無駄にするのが嫌なので、こういった時は大抵スカベンジャーとして残った料理をいただくことになります(笑)​​​​​​​​​​​​​​​​

まとめ

以上が、私が経験した日米のコミュニケーションにおける主な違いです。外見に関するコメント、プライバシーの考え方、人間関係の距離感、謝罪、そして食事に関する習慣まで、一見些細なことのように思えるかもしれません。でも、これらの違いを知っておくことで、より良好な関係を築きやすくなるはずです。

これから渡米する方は、ぜひこれらのポイントを参考にしてみてください。文化の違いを知ることで、より充実した海外生活を送ることができるはずです!

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました!