大学院

2ヶ月待ったのにリジェクトかい!コメント生かして論文再投稿!

JCIのリジェクト

Introduction

でんぐり返しをして立ち上がる人
External peer review in JCI | ようやく一歩前進。やってみた改善策をご紹介。 Introduction 6回連続で editorial-kick を経験し、基礎研究というものに絶望していましたが、7つ...

JCI (Journal of Clinical Investigation)で初めてのpeer review (査読)にまわり、投稿から2ヶ月してようやく reviewer からコメントが返ってきました。

恐らくタイトルの画像から察しがつくと思いますが、今回はその結果報告となります。

 

Result

Reviewer は計2人でした。

頂いたコメントの多くはこれまでに私のグループでも話し合った内容が多い印象を受けました。

手元にあるデータで矛盾がないように、さらには、筋が通るように論文を書いたものの、自分達でも「ここは少し無理矢理かな」「ちょっといい過ぎかな」というところが正に指摘されていました。

そして、2人の reviewer 共にacceptそのものに否定的な意見はなかったものの、最終的には editorial board の判断で今回はリジェクトとなりました。

さらには、淡い期待を抱いていた JCI insight への transfer に関する invitationも残念ながらありませんでした。

 

Discussion

「基礎研究の世界は本当に厳しいな・・・」と再び哀愁に浸りながらも、早い時間経過で reviewer からのコメントをグループ内で議論することが出来ました。

その結果、追加実験は行わず、ひとまず論文内容だけを変えて次のジャーナルを目指すことにしました。

そして、協力的なラボメンバーのおかげで、コメントを反映した新しい論文が英文校正をふくめて2週間以内に完成し、次の候補であった JCI insight に投稿しました。

まずは、編集者の壁を突破しなければならない長い修行の再出発となりました。

いつも負担をかけてしまっている妻に申し訳ないと思いつつ、諦めずに引き続き、論文アクセプトを目指したいと思います。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

2020/11/19追記
最終的にアクセプトに至った経過を以下の記事にまとめました。

大学院の帽子と卒業証書
臨床還元を目指して。実験開始から論文アクセプトまでの道のり。Introduction 大学院3年の年明けに初めての英語基礎論文がようやくアクセプトされました。 結果的に大学院を早期修了扱い...