基礎研究

2024年UJA科学広報賞を受賞しました。


このたび、私が運営するウェブサイト「基礎研究×内科医」が2024年から新設されたUJA の科学広報賞(審査員特別賞)を受賞しました。

今回はこの名誉ある賞について、その表彰内容や受賞した感想、今後の抱負などについてざっくばらんに記事にしました。また、初めて私のサイトにお越しいただいた方のためにも、どの記事が特にオススメかも改めてご紹介したいと思います。

それではさっそく見ていきましょう!

UJAについて

通称UJA、正式名称は「United Japanese researchers Around the world/一般社団法人 海外日本人研究者ネットワーク」です。もはや説明は不要だと思いますが、こちらの団体では日本人研究者コミュニティを活性化し、海外での研究活動を推進する取り組みを積極的に行っています。

私はこれまでUJAには何度もお世話になっており、特に研究留学の下準備をしていた頃にこちらの団体から出版された「研究留学のす>め!」をなめ回すように読んだのは懐かしい思い出です。

また、2019年に日本癌学会で主催された「留学のすゝめ2019」に参加した際には佐々木先生、大須賀先生、足立先生とお話する機会に恵まれ、研究留学に関する貴重な情報をたくさん頂くことが出来ました。

 

UJA科学広報賞について

これまでUJAは毎年、優れた論文を発表した研究者に「UJA論文賞」を授与されており、多くの方はそちらに馴染みがあるかもしれません。そんな中、2024年から新しい取り組みとして、国内外で科学に関する優れた情報発信を行った個人を表彰する「UJA科学広報賞」、カッコよく言い換えると「UJA Science Outreach Award」が新設されることになりました。

栄えある初代の受賞者には、私の他にも以下の方々が表彰されています。

佐々木亮さん 大賞 (ポッドキャスト部門)
@_ryo_astro (X:旧ツイッター)
佐々木亮の宇宙ばなし

大須賀覚さん 大賞(SNS部門)
@SatoruO (X:旧ツイッター)

内田舞さん 大賞 (書籍部門)
@mai_uchida (X:旧ツイッター)
小児精神科医 内田舞 公式サイト

新田理恵さん 審査員特別賞
時間栄養学のじかん

研究者レン & OLエマ 審査員特別賞
@SciEn_TALK (X:旧ツイッター)
サイエントーク

 

オススメの記事(初見さん用)

ここでは、私のブログで皆さんからご好評いただいている記事を紹介したいと思います。初めてサイトにお越しいただいた方で「記事を1つや2つ読んでやってもいいよ」という寛大な方は以下の記事から読んでみて下さい。お陰様で多いものだと、8万回以上閲覧されています。

 

受賞の感想と今後の抱負

2019年から細々と続けてきた当ブログですが、本サイトで扱うテーマはターゲット層が狭いため、実はアクセス数はそんなに多くありません(約4500-6000人/月)。しかし、全集団の中では比較的ニッチな領域であるからこそ、情報が入手しにくい分野でもあります。そのため、きっと誰かの役に立ってくれるだろうと信じて、本業が忙しい中でも執筆活動を続けてきました。また、私はこれまでに多くの素晴らしいメンターに恵まれ、彼らから受けてきた恩を社会に広く「Pass it Forward」したいという願いも、このブログを続けてきた動機でした。今回の受賞は、これまでの努力が認められたように感じ、非常に嬉しい思いです。

現在は研究がさらに忙しくなりつつあり、ブログの更新頻度が不定期になる可能性が高いですが、このサイトが若手研究者や臨床医の皆様にとって有益なリソースとなるよう、今後も執筆活動を続けていきたいと思います。過去に書いた記事についても、留学してから新たに気付いたことや読者から頂いたご質問を適宜反映させていく予定です。最後に、これからも様々な情報を提供できるように、私自身も研究者として精進して参りたいと思います。

 

最後に(謝辞)

改めて、この度は科学広報賞(審査員特別賞)を授与いただき、運営メンバーの皆様に深く感謝申し上げます。また、これまで私のウェブサイトを応援してくださった全ての方々にも心から感謝しております。特に、福岡工業大学工学部 生命環境化学科の教授であり、UJAの理事である赤木紀之先生には、私のウェブサイトを今回の賞に推薦していただき、非常に感謝しております。

赤木先生はご自身もサイエンスと教育に関して積極的に情報発信されており、私も長い間、TwitterやLinkedInでフォローさせて頂いておりました。また、LabBRAINSでの執筆活動もされており、大学生に向けた有益な記事を多数執筆されています。

上記のLabBRAINSの記事とは別に、赤木先生が書かれた以下の記事が特に私の心に響き、感銘を受けました。それぞれ短時間で読み終えることができるので、ぜひご覧いただければと思います。

それでは、今回の記事は以上になります。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

*以前にこちらの記事で授賞式の開催についても取り上げましたが、このイベントは一般公開ではなく「招待制」であったため、その部分は割愛させて頂きました。私が勘違いしており、お騒がせして申し訳ありませんでした。