Introduction
先日、日課のtwitterを見ていたところ「Deepl」という英語翻訳ソフトの存在を知りました。
評判がとても良かったので試しに使ってみたところ、あまりの精度の高さに衝撃を受けました。
今回はこの「Deepl」について手短に紹介したいと思います。
Method
Deepl について
「Deepl」はドイツの会社が2017年に開発した翻訳ソフトのようです。長らく日本語には対応していませんでしたが、2020年3月19日より解禁されました。
翻訳画面には以下のURLからアクセスできます。
アプリケーションをダウンロードしなくても、左のboxに英文をペーストするだけで非常に精度の高い翻訳を瞬時にしてくれます。
ちなみに、一度に5000文字までペースト可能です。

翻訳の都度、この画面を開いてもいいですが、オススメはアプリケーションをインストールすることです。
そうすることで「CTRL+C」を2回押すだけ(初期設定)で、選択した英文を瞬時に翻訳してくれます。
ちなみに、画面の右上のオレンジ色のボタンをクリックすれば、簡単にダウンロード出来ます。
私は英語の基礎論文をよく読みますが、このツールを使うことで読みなれない分野の英語論文も断然読みやすくなりました。
少し大袈裟かもしれませんが、このアプリケーションのおかげで英文への苦手意識は少し克服できるように思います。
「日本語 → 英語」の翻訳も可能なので、今後は英語論文の執筆も捗るように思います。
Deepl Proについて
有料のDeepl Proを契約すると、受けられるサービスが増えるようです。

上図. https://www.deepl.com/pro.htmlより引用
注意点
翻訳の精度が高いため、もはや英文を読まないで翻訳された日本語文だけで基礎論文が読めるか試してみたところ、幾つかの注意点があるように思いました。
1. まれに翻訳ミスがある。
例. Hematologic tumor → ×肝がん 〇血液がん
2. たまに意訳し過ぎる。
例. A Physician-Scientist wannabe in Japan (このサイトのキャッチフレーズ) → ×浪人生 〇日本の医師兼研究者志望
3. ペーストした後半の文章がたまに翻訳されない。
気づいた点は以上の3つでした。
これらも恐らく、今後改善するかと思いますが、現時点では翻訳文のみを読むのは流石に危ないように思いました。
最後に、一番強調したい注意点として、この翻訳ツールを多用するあまり、自分の英語力が衰退しないか少し心配になりました。
今後、研究留学するにあたり、インタビューや直接ラボメンバーと英会話をすることは容易に想像できます。
その時のために、個人的には可能な限り翻訳ツールを使わないで英語の基礎論文を読んでいきたいと思います。
Discussion
以上が「Deepl」の紹介になります。
興味がある方や英語をよく扱う方はぜひ使ってみて下さい。
私は翻訳ツールとして、以前に Qtranslate も紹介しました。

ご参考までに、現在は英単語の意味を調べる時は Qtranslate 、英文を翻訳する時は Deepl のように使い分けています。
では、以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました!