
Introduction
6回連続で editorial-kick を経験し、基礎研究というものに絶望していましたが、7つ目のThe Journal of Clinical Investigationでようやくpeer review(査読)にまわることが出来ました。
投稿後に2週間 経っても投稿画面が変わらなかったため、もしやと思いつつ落ち着かない日々を過ごしていましたが、3週間目でようやく「In external peer review」という表示に切り替わりました。
まだ、アクセプトの可能性は低いですが、一歩前進できたのではないでしょうか。
6回連続で落ち続けた後に、自分が思いついて行ったことを備忘録として残しました。
Method
以下が具体的にやったことです。
- ストーリーを可能な限り分かりやすくするため、詰め込み過ぎだった実験データを少し削減
- 論文に登場する新しい解析手法を理解しやすくするために、原理のimage figureをmain figure 1Aに追加
- 字数をあまり気にし過ぎない
- 意義の少ない文章を可能な限り消去
- Graphical Abstractを作成
Result and Discussion
7回目の投稿の変更点がどこまでpeer reviewに影響したかは分かりませんが、とにかく一歩前進できて良かったです。
現在、外来や病棟の仕事が徐々に忙しくなってきており、大幅な追加実験は対応が難しく、個人的には今回リジェクトになっても JCI insight へのアクセプトの可能性が少しでも上がれば、嬉しいと考えています。
そんなに甘くないと思いますが、返事がくるまではしばらく臨床と育児に専念したいと思います。
ちなみに、その後の経過は以下となります。

最後に余談ですが、今後 JCI に投稿される方にとって興味深い資料をネットで見つけることが出来ました。
「Publishing in the Journal of Clinical Investigation Scope of the JCI」では、JCI の編集者が作成したPDFの資料をみることが出来ます。
この資料では JCI に毎年どれぐらいの論文が投稿され、どれぐらいがpeer review → acceptに至るか紹介されています。
また、アクセプトを目指す上での Tips も幾つか書いてあり、興味深いと思います。
ご参考までに!